責任をもてない飼い主 命に対するモラルの低下


予定外に生まれてしまった場合でも売るつもりで売れなかった場合でも、生まれてきた子達には何の責任もありません。
責任があるのは産ませた飼い主。自分で飼うなりきちんと里親を探すなりの義務があると思います。

『子供が欲しがったから』と飼った場合も同じです。
保護者に責任があります。
保護者にその自覚がなければ命の尊さを子供に教えることなどできません。
子供が飼育しなくなったからといって、一緒になって放棄しないでください。

責任を果たそうとせず、里親を探す手間を嫌がり、1番ずるいことを選ぶ人がいます。
捨てることです。
悲しいことに、飼い主としての自覚が無い人が多いのが現状です。
最後まで愛してあげてください
ペットにとっては飼い主が全てです

ペットを飼うということは、その子の一生に責任を持つということ。
どんな苦労があろうとも自分で責任を背負ったということは忘れないで下さい。
愛情溢れる幸せな一生を過ごさせてあげて下さい。

◆自分のペットを理解しよう

ペットにも個性があります。飼育本やペット情報誌にて紹介されている内容が全て自分のペットに当てはまるわけではありません。

※聞く耳を持とう
自分の飼育法に自信を持つことは大切だと思います。
けれど頑なにそれにこだわり、他の人の飼育法を聞ける耳を持たなくなってしまってはいけません。より良いペットとの暮らしを実現できるチャンスを聞き逃さないよう、聞く耳を持ちましょう。

◆飼い主の責任

『買い主』には無く『飼い主』にあるもの、それは飼い主としての責任だと私は思います。

具合が悪いまま放置したりせず、必要に応じて動物病院にいったり、怪我をさせる可能性のある危険なものが落ちていないようにするなどの配慮を心がけてください。

安いから、好んで食べるからなどと、ペットに不必要な栄養素が多く含まれている食事や、必要な栄養素が足りていない食事を与えていてはペットの健康を害することになってしまいます。健康を維持するために、ペットに適した食事を与えてください。

排泄物の掃除や飼育環境の掃除は、忙しくてもしなければいけません。
快適で安全な飼育環境を与えてあげてください。

病気や怪我などで病院に行く度に大暴れしたり先生に噛みついていては、検査や治療が行えません。ペットにもストレスを与えることになり、余計病状が悪化してしまうというものです。
飼い主に馴れている子に育てることで落ち着かせることができるようになりますので、ペットへの負担を軽減するためにも、日頃から正しいコミュニケーションを心がけてください。

決して体罰などの『不要なしつけ』をしないでください。

ペットをアクセサリーのように自慢するために飼う人というのが実在します。
自慢するためにしっかり飼って下されば良いのですが、まるで使い捨て商品のように自慢だけして死んだらまた別の動物を買う、という人も中には居ます。
ペットは文句を言いません。いえ、言えません。
一番近くにいる飼い主が訴えに気付いてあげなければ、ペットは寂しく悲しい思いをします。
自分の欲求を押し付けるのではなく、動物達の目線で見てあげてください。
健康を保ち、適切な環境を与え、寿命をまっとうさせてあげられるよう努力するのが飼い主の責任です。責任を意識し、決して『買い主』にならないようにしてください。

※信頼される飼い主
ペットを飼う目的は人それぞれでしょう。
ですがペットは生きています。ぬいぐるみやおもちゃ、アクセサリーや流行りなどではありません。
飼うからには彼らが健康で寿命をまっとうできるようにするだけでなく家族の一員として精神面でも満足、または納得してくれるような一生をおくれるようにしてあげることも飼い主の責任です。
ペットは家族の一員になれる存在です。絆が出来あがるまではじれったく感じたりもするかもしれませんが、毎日の積み重ねで、ペットとの間に絆が出来る日が必ず来ます。
愛すべき家族である彼らのためにペットから信頼される飼い主になってください。

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